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高 原 町 の 植 物 6

 高原町にはどんな植物が生えているのだろう

2015年〜

     




トチバニンジン:(ウコギ科)
 御池近くの雑木林の縁に5、6株生えていました。
 それから1週間ほど後に、朝鮮人参と同じくらいの効能がある植物があるそうだが、これは何という植物かと、スマートフォンで写真を見せられました。
 朝鮮人参と同じくらいの効能のある植物があれば製薬会社がすでに手を回しているでしょう。しかし、民間にはこの手の言い伝えが多いのが実情です。ですから段々トチバニンジンを見かけ無くなってきています。(2017、8,15)










 
タシロラン:ラン科
 7月の初旬に霧島東神社に行きましたら、駐車場の隅にこのタシロランが咲いていました。ちょっとギンリョウソウに似た白い植物ですが、腐生植物ですので葉緑素が無く、白っぽい色をしています。
 腐生植物は最近研究が進んで、名称も腐生植物ではなく、「菌寄生植物」もしくは「菌従属栄養植物」などと言われています。
 このタシロランは比較的よく見かけるので研究が進んでいます。それによると人工栽培ではツキヨタケ属の菌類などを食べて成長するようです。(2017、7、15)






テリハノイバラ(バラ科)
毎朝の散歩道の途中で歩道の片すみから歩道側にテリハノイバラが枝を出して花を咲かせていました。テリハノイバラはどちらかと言えば海岸に多い花と思っていましたので少し驚きました。図鑑によれば別に海岸に多いとは書かれていませんでした。(2017、6、15)














マツバウンラン(ゴマノハグサ科)
 去年、庭に2、3本のマツバウンランが咲いていましたが、今年は群生しています。どこからか種が飛んできたようです。
今ではこの辺りの道端にたくさん咲いていますので、庭に生えてきても不思議はないのですが…。
 マツバウンランは北米原産の外来植物です。葉が松葉のように細く、群生しているのを雲に見立てた命名のようです。
(2017、5、15)













  
マムシグサ、サツマイナモリ
 3月31日、宮崎市でサクラの開花宣言が出ました。今年の春はいつまでも寒く、とても野山に行こうという気が起きませんでした。
 4月1日、流石に春らしい陽気に誘われて清流ランドへ行ってみました。川の南側での崖の下に、殆ど日が当たらない場所に春の花が咲いていました。
 後ろの方の白い花はサツマイナモリでマムシグサ、ムラサキケマンの花盛りです。(2017、4、15)













マメヅタ:(ウラボシ科)
 散歩の途中の民家のブロック塀に生えていたマメヅタです。ブロック塀も古くなると湿気も多いせいか、このようなシダの仲間が生えてきます。3月くらいになれば根元から胞子を持った胞子葉が出てきます。この茶色のものは胞子の塊です。
 マメヅタというのは葉が丸く、根がほふくしてつながっていることからつけられた名前のようで,ツタの仲間ではなくシダの仲間です。(2017、3、16)



























ホトケノザ(シソ科)
 寒い日が続き、温度計が零下を示す日も多い、1月の下旬に東だれとはいえホトケノザが花を咲かせていました。この花は寒さに強く、霜が降るような場所でも花を咲かせます。図鑑によれば「東アジア、ヨーロッパ、北アフリカに分布する越年草、…」と書かれています。道理で寒さに強いはずです。(2017、2、15)














        冬のシモバシラ                              秋のシモバシラ

 寒さが厳しく霜が降った朝のシモバシラに氷が一杯付きました。シモバシラはシソ科植物で10月頃にシソ科特有の白い花を咲かせます。冬になり、葉もすっかり落ち、茎だけがスッキリと残っています。多分水分を吸い上げる導管は生きているのでしょう。寒い冬の朝にはこのように茎に氷が付着します。(2017、1、15)










イイギリ:(イイギリ科)
 11月の末に御池のキャンプ村に葉の落ちたイイギリを見つけました。
 木の上のほうにバラバラと少しだけ実を付けていました。
 イイギリは12月になっても実を落とさないものもあり、中々きれいです。
 イイギリの名は葉が桐に似て飯を盛るのに使ったことから「飯桐」であるとする説があるようです。(2016、12、15)



















 カラスノゴマ:(シナノキ科)
 10月の中旬に庭の草を引いていたら、見かけない草が生えていて、黄色い花が咲いており、マメ科のような種がついていました。
 検索図鑑で調べてみたらカラスノゴマと分かりました。庭の雑草も流行があるようで、今まで見たこともないものがいろいろ生えてきて面白いです。(2016、11、15)

























カナクギノキ(クスノキ科)
 9月の中旬に後川内の里山で見かけました。我が家の近所でも見かける木ですが、実を見たのは初めてです。
 カナクギノキというからには木が釘になるくらい堅い木なのかと思い折ってみましたが、固くもないようです。
 図鑑には木が太くなると樹皮がはがれて、それが鹿の子模様のようで、鹿の子木、カノコギがなまってカナクギノキになったのでは、と記載されていました。(2016、10、15)












                         
オモダカ:(オモダカ科)
 散歩道の途中の水田で見つけました。もう実も付いています。この水田のみにオモダカがあり、周りの水田には生えていません。この水田は他の田に比べて除草剤が少ないのでオモダカが生えているのでしょうか。

 オモダカはこの葉に特徴があり、昔から家紋となり、鎧の飾りなどに使われてきました。
 食用のクワイはオモダカの栽培種だそうです。(2016、9、15)














オオカラスウリ(ウリ科)
 家の近くを車で通った時にオオカラスウリの花を見かけました。カラスウリの花は薄暮と共に咲くのを体験していたので、夕暮れ時に見に行きましたが全然咲きだしていませんでした。そこで21:00に再度見に行きましたが、少しだけ白い花びらが見えているだけで咲くようには見えません。
 やむなく早朝4:00に出かけました。そのとき撮った写真がこの写真です。
 この花は真夜中に咲くようです。(2016、8、15)















ヤブカンゾウ:(ユリ科)
 いつもの散歩道の途中。田んぼの土手に咲いていました。梅雨がそろそろ開けるころ、蒸し暑くなってくる頃に毎年咲いてくれます
 1輪だけ見ると花びらがきちんとしていなくてあまりいい花ではないと思っていましたが、こうして並んで咲いているのを見るとなかなか良いものです。(2016、7、15)












フウロケマン:(ケシ科)
 5月中旬に近所の路地に生えていました。キケンマンというのはなかなか見ないのですが、どうもキケマンではないようで、同定するのに苦労しました。キケマンより花が小さく株立ちしています。
 高原町では初めて見ました。(2016、6、15)















ニガナ:(キク科)
 4月の末に清流ランドに行ったら、草の中に一面にキンポウゲとニガナが咲いていました。
ニガナはタンポポの仲間で葉や茎に苦みのある乳液が有ることから命名されたと図鑑に有ります。
一輪だけ見ると目立たない花ですが、こうして群生していると流石にきれいに見えます。(2016、5、15)














モチヅキザクラ:(バラ科)
 3月15日、高原町のヤマザクラやエドヒガンが未だ咲いていないのに、既に咲き始めていました。杉の木などに囲まれて暖かいという環境もあるかもしれません。
 咲き始めのせいか花の白さが目立ちました。
 まだ木は小さいのですが、とても珍しい桜です。
 エソヒガンとヤマザクラの交配種という話です。(2016.4.15)














ムラサキケマン:(ケシ科)
 まだまだ寒い2月の末、オオイヌノフグリも咲いていないのに、スギ木立の間の日のさす場所に咲いていました。
 春近しを感じました。(2016.3.15)
 















フキノトウ:(キク科)
 温谷に行ったら、フキノトウが花を開いていました。フキの花です。その辺りをよく見ると、未だつぼみのフキノトウが有りましたので少し頂いてきて、フキ味噌にしていただきました。ほろ苦く、決して美味しいものではありませんが、これを食べると春も近いという思いが湧いてきます。(2016、 2、15)













メタセコイア:スギ科
 清流ランドに植えられているメタセコイアが12月の初旬に奇麗に紅葉していました。
 メタセコイアの化石は約260万年前の日本のあちこちの地層で発見され、1941年に発見者の三木茂博士によりメタセコイアと命名され、学会に発表されました。これに該当する植物が現存していなかったので、既に絶滅したものと思われていましたが、1945年中国の四川省で現存することが確認されたことから生きている化石と呼ばれました。1949年に国と皇室がそれぞれメタセコイアの挿し木と種子を中国から譲り受け全国各地の公園、並木道、公園などに植えられるようになったそうです。(2016、1、15)











オオカラスウリ(ウリ科)

 最近ワレモコウが少なくなったという話からワレモコウに詳しい人にワレモコウのある所に案内して頂いたら、このオオカラスウリに遭遇しました。高原町に来て初めて見ました。実は大きくて、づっしりと重く、色も朱に近い赤い色の物もありました。(2015、12、15)










      キッコウハグマ(キク科)
 
 昨年秋に皇子原公園でキッコウハグマを見つけましたが、花の時期を逸して、花の写真を撮ることが出来ませんでした。
 今年は10月の中旬から何度も皇子原に行き、10月の末に咲くことが判り、ようやく写真を撮ることが出来ました。
 名前のキッコウは葉の形が亀甲、亀の甲羅のような形に見えることからです。ハグマというのは「白熊」と書いてハグマと読むそうです。ハグマとは江戸末期に江戸城明け渡しの後に、官軍の将校が頭に冠った、ヤクの毛で出来た兜の飾りだそうです。
 花弁の先が細くなっているのをハグマと見立てたようです。(2015、11、15)





ミズタマソウ:(アカバナ科)
 9月の中旬に後川内の里山に行きましたら、水路の横にこの花が咲いていました。
 名前の由来はこの目立たない実を水玉に見立てたものと思われます。
 小さな実に白い鍵状の毛が生えており、動物や人などに付着して種を運ぶのでしょう。
 高原町では私は初めてみました。(2015、10,15)
















サネカズラの花:
 今年は天候不順で長い梅雨の後、短く暑い夏が過ぎ、また雨の多い秋になりました。
天候不順のせいか、自然界でもそうなのか判りませんが庭のサネカズラの花が7月末から咲き出し、今も咲いています。
 花弁の中を覗き込むと、どれが雄蕊なのか雌蕊なのかわかりませんが、既にサネカズラの実のようになっています。
(2015、9、15)













ウバユリ:(ユリ科)
 今年は6月、7月と雨ばかりの毎日でしたが、いつもの散歩道で、雨の止み間木の下闇に白い花が咲いていました。
 こうしてみればなかなか奇麗と思います。
 花の開き方が普通のユリの様でないことから少し劣るという意味でウバユリと名前が付けられたと思っていました。
 しかし、花盛りの頃には下の方の葉(歯)が無いことからウバユリと命名された、と図鑑にありましたが、実際には葉はちゃんとありました。(2015、8、15)

















タシロラン:(ラン科)
 6月の末に皇子原に行ったら、林の中にタシロランが沢山咲いていました。
 この時期は丁度梅雨時にあたり、皇子原辺りはヒルが沢山おり、誰も人が通りません。その中でひっそりと咲いていました。
 タシロランはラン科の植物で、腐生植物ですので葉緑素がありません。花弁にわずかに赤い斑点があるばかりです。
このように厚く積もった落ち葉の中から突然茎が出てきます。
 落ち葉が有ればどこでも生えるわけではなく、ある種の菌が作用して生えるようです。(2015年7月15日)





コウゾの実:(クワ科)
 6月初旬に散歩の途中で見かけました。廃屋の庭に自生してきて道にまで枝がはみ出してきました。食べると甘く、キイチゴのような味がします。
 コウゾはあの和紙の原料です。(2015、6、15)
















ヤマザクラの花
 5月1日に矢岳の駐車場に行ったらヤマザクラが咲いていました。麓では3月の末に咲いていましたが、標高約600mなので今頃咲くのでしょうか。
 愛知県では5月の連休頃に咲く桜はカスミザクラと教えられてきましたが、植物の専門家から矢岳の駐車場付近のサクラはヤマザクラと断定されました。
(2015、5、15)


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ニセカラクサケマン:(ケシ科)
 朝の散歩の途中で道路と水路の間の狭い場所に他の雑草を押しのけて葉を茂らせていました。ムラサキケマンに似ているものの、葉はジロボウエンゴサクに似ています。花の付き方がムラサキケマンと違います。これは何だろうと図鑑を調べても判りません。
 
 更にインターネットで調べたら原産地はヨーロッパだそうです。
 しかし、こんな山奥にまで広がってくるとは不思議です。
                               (2015、4、15)


















ツクシショウジョウバカマ:(ユリ科)
 未だ寒い風が吹く2月の末に温谷にツクシショウジョウバカマがひっそりと咲いていました。花弁が真っ白でとても美しい。
 ツクシショウジョウバカマは九州に自生するショウジョウバカマです。本州のショウジョウバカマは薄い紫色かもしくは薄いピンク色です。実がなる頃には花の茎は現在の倍以上に長くなり、遠くまで種を飛ばそうとします。(2014. 3.15)



















ミヤマシキミ:ミカン科
 1月25日に御池で高原町観光協会主催の野鳥観察会があり、参加しました。宮崎県野鳥の会の主導で、御池の周りを少し歩いて野鳥観察をしました。その時、観察路の縁につぼみを付けた低木があり、誰言うともなく、この木は何だろうと、話題になりましたが、名前を知っている人は誰もいませんでした。勿論、私も判りませんでした。
 後日、同行した友人から県博物館に写真を送って同定して頂いた結果、ミヤマシキミと判りましたと連絡がありました。


 











ニオイスミレ:
 12月の末にいつもの散歩道に咲いていました。東南に向いた切通しの崖の下の歩道です。道の隅に枯葉などが積もり、そこにいろいろな草が生えてきています。 
 花が無ければスミレとは思えないような猛々しいほど大きな葉です。
 山と渓谷社の「日本のスミレ」、によればヨーロッパから西アジアの原産で、…。と記載されている。また、植えられたものは花期が早く、12月頃にたくさんの花を咲かせていることもある。とも記載されています。(2015、1、15)






















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