春の初めからシュレーゲルアオガエルの美しい鳴声が家の中まで届き、気持ちを明るくします。
しかし、その姿を未だ見ていません。是非とも見たいものです。
ニホンヒキガエル(ヒキガエル科)の幼生、オタマジャクシ
この時期は御池の波打ち際にはこのようにニホンヒキガエルのオタマジャクシで真っ黒になります。その幅は50センチほどもあります。
その数は百万匹以上ではないでしょうか?。しかし、そのうち何匹が親になることが出来るでしょうか。(2022、4、15)
ニホンアカガエルのオタマジャクシ(アカガエル科)
清流ランドにはクレソンが茂っている所があります。そこにニホンアカガエルが毎年、卵を産む場所があります。
今年1月初旬に来たときにはどうしたわけか卵塊がありませんでした。
3月初旬にきてみたらもう孵化が始まっていて小さいオタマジャクシがピクピク動いていました。(2022、3、15)
ヌマガエル(アカガエル科)
2月に入って時々暖かい日があり、庭の草引きをしていたら、草の根の下からヌマガエルが出てきました。
色は全く土と同じで分かりにくいですが。分かりますでしょうか。
まだ寒い日もありますので穴を掘って埋めてやりました。 (2021、2、15)
ニホンヒキガエルのオタマジャクシ
久方ぶりに御池に行ってみました。池の縁には相変わらずニホンヒキガエルのオタマジャクシが沢山泳いでいました。
しかし、理由はわかりませんが、年々数が少なくなっているようです。(2020、3、15)
アカガエルの卵塊:
2月の中旬に清流ランドでクレソンを摘みに行きました。クレソンはドウドウと流れる辺りにはありません。細い支流が流れ、少し水が淀んだあたりに生えています。その葉の下に10ケほどの卵塊がありました。
写真ではよくわかりませんが、本来丸い卵塊ですが、これはもうすぐオタマジャクシになる直前で、いくつかの卵塊が合体しています。
アカガエルは最も寒い1月ころ冬眠から覚めて、円形の卵塊を産み、再び穴に戻って冬眠して、春4、5月ころ、冬眠から覚めて活躍します。
高原町では環境によっては12月末に卵塊を見ることがありました。2月に見たの初めてです。(2019、2、15)
アカガエルの交通事故
1月の初旬に散歩の途中で見つけました。この寒い時期に冬眠から覚めて近くの田んぼで卵を産むために土の中から出てきたところを交通事故にあったようです。卵が散乱しています。
アカガエルは卵を産むとまた冬眠する変なカエルです。(2017、1、15)
タゴガエル:
10月中旬に御池から小池に行く登山道を歩いていたら遭遇しました。森のカエルのタゴガエルがこの森にいるだろうということは考えていましたが、タゴガエルの生態は全く知りませんでした。
「日本のカエル」(文一総合出版)によれば、繁殖場所は小渓流の縁にある岩の隙間や、湿地帯の地下にある、緩い流れを持つ伏せ流であるが、寒冷地では小川や用水路の石下、落葉の下などに産卵することもある。…幼生は生まれながらのお腹の中の卵のうを消費するだけで変態することが出来る。…とあります。
つまり、オタマジャクシ時代に何もも食べなくてもカエルになることが出来るという、いわゆるカエルの常識を破るカエルです。(2014、11、15)
ヒキガエルの交尾:
1月の26日、町の観光協会主催の野鳥観察会に出席しました。御池の中を覗いたら、ヒキガエルが沢山泳いでおり、この写真のように番のヒキガエルを見ることが出来ました。前日の夜、暖かく、雨が降りました。こういう日の夜には山で冬眠していたヒキガエルが池に出てきてその数は非常に多いと聞いたことがあります。(2014、2、15)
シュレーゲルアオガエル:
雨の降る夜に、出かけて、帰ってきたら、玄関の光にやってきていました。高原町に越してきた頃は家の周りからこのシュレーゲルアオガエルの鳴き声を沢山聞くことができ、その声の美しさに気分がよくなったものです。しかし、最近は田んぼが牧草地になったり、休耕され、卵を産む場所がなくなり、その鳴き声が少なくなりました。
このカエルも新しい産卵場所を探して我家にやって来たようです。1週間ほど庭で鳴いていましたが、どこかへ行ってしまいました。(2013.6.15)
ツチガエル:
愛知県にいた頃、家の近くの田んぼにはこのツチガエルが普通にいて、ヌマガエルを見たことがありませんでした。
ところが高原町では庭にさえヌマガエルがいますが、なかなかツチガエルに会えませんでした。
3月の末に温谷の川をさばいていたらツチガエルが網に入りました。
背中側はツチガエルもヌマガエル殆ど同じで上から見た感じでは見分けがつきません。ヌマガエルとツチガエルの違いは そのお腹にあります。ヌマガエルはお腹が白いのに対して、ツチガエルは写真の如くまだら模様です。(2012.4.15)
アカガエル:
温谷で発見。アカガエルの卵塊は高原町では12月の末頃から春先によく見かけますが、アカガエルにはなかなかお目にかかれません。
この辺りにはヤマアカガエルもいるはずですが未だ遭遇しておりません。(2011.8.15)
シュレーゲルアオガエル:
遂に写真を撮ることに成功しました。
この辺りでは早ければ2月頃からその美しい声を聞くことが出来ます。カエルの図鑑にもカジカガエルに次いで綺麗な声の持ち主と書かれています。しかし、その姿を見ること容易ではありません。鳴いている時は概ね地中です。何とかその写真を撮りたいものと4年間も色々努力しましたが、写真に撮ることが出来ませんでした。
4月の末に我家の草を除去しようとスコップで庭を掘っていたら出てきました。我家は田んぼに面していませんが、こんなところにも居るとは思いもかけませんでした。
よくアマガエルと似ていると言われますが、大きさも全然違いますが、眼のところに黒い線があるのがアマガエルで、ご覧のようにこのカエルはスッキリした顔をしています。(2009.7.15)
ヤマアカガエルの卵塊?:
3月初旬に矢岳に登る途中の標高約 7〜800 mのところにあったイノシシのヌタ場に産み付けられたヤマアカガエルの物と思われる卵塊。ニホンアカガエルなのかヤマアカガエルの卵塊なのかは分かりませんが、標高からヤマアカガエルであろうと思われます。(2007.3.15)
産卵を終えて山に帰るニホンヒキガエル
ニホンヒキガエルのペア。雌のお腹の大きなこと!!
ニホンヒキガエル:
毎年3月頃に御池では100万匹を越すようなヒキガエルのオタマジャクシを見ることができます。今年は産卵風景を見ようと2月初旬から暖かそうな日は御池に何度も出かけました。池の周りを歩いてもそれらしい様子を見かけません。
4月初旬の陽気だった次の日の2月10日に釣り人にカエルの産卵を見に来たと、話したところ、直ぐ側にいると教えて頂きました。
予想に反して、砂浜のような所ではなく、岩のゴツゴツした崖下のような所で、しかも深さ 2m位もありそうな深い所に既に産み付けられたひも状の卵塊がありました。これでは池の縁を歩いても見つけられないはずです。
水の中にはペアのニホンヒキガエルがたくさん居ました。水中では写真をうまく撮れないと思っていたら、水の表面に浮かんでいたペアがいましたので手を持って引き上げましたが、全然動かないのでうまく、写真を撮ることが出来ました。見てくださいメスのこの腹を。ニホンヒキガエルは1回の産卵で 6,000〜14,000個 も卵を産むそうです。
尚、当日の御池の水温は水面下 30cmほどの所で12℃でした。(2007.2.15)
シュレーゲルアオガエルの卵塊:
シュレーゲルアオガエルは土の中にいて、朝夕よく鳴いていますが、人が近かずくとピタリと鳴き止んでしまいます。そのため滅多にその姿を見ることが出来ません。よく行く沼に行って、10分ほど静かにしていたら、また鳴きだしたので、その辺りの土を掘ってみたらカエルではなく、10センチ四方、厚さ2センチほどのマシュマロのようなシュレーゲルアオガエルの卵塊が出てきました。この写真の右上の土のついていない部分には卵が孵化して既にオタマジャクシが泳いでいました。シュレーゲルアオガエルとモリアオガエルは親戚なんだということを実感しました。この卵塊は丁寧に埋め戻しておきました。(2006.
6.15)
3月末くらいから田植えまでの間はシュレーゲルアオガエルのケロケロという清んだ声が自宅まで聞こえてきます。
このきれいな声を聞くと気分がよくなります。愛知県の都市近郊では聞くことが出来ない声です。
ただし、その姿を見ることは極めて困難です。石垣の間や穴の中にいるようです。
トノサマガエル:
この辺りは耕地整理が盛んです。耕地整理後の田んぼはほとんど乾田になってしまいます。なかなか湿田を見ませんが、出口地区の迫には湿田が不思議な形で広がっています。そこで捕まえたトノサマガエルです。
イモリの幼生:
6月の末に広原の養魚池下の流水に生えていた水草の同定をしようと家に持ち帰りプラスチック水槽に放りこんでいました。水草は、ミズハコベでした。同定を終えてミズハコベを捨てようとしたら、葉の上に直径 2mmほどのゼラチン状の丸いものがついているのに気付き、そのまま放置していました。一ヶ月後位にミズハコベも枯れてきたので捨てようと思い水槽を覗いたら2匹のイモリの幼生がいました。頭の下に出ているのは鰓だそうです。私自身も図鑑では知っていましたが、実物を見るのは初めてでした。
イモリ:
一名アカハラ。この赤い腹を一度見たら忘れられない生き物です。今まで水の中を覗いてみてもイモリに会ったことがありませんでした。この地方の川は急峻なのでイモリは生息できず、この地方にはイモリはいないと思っていました。
図鑑によれば「腹の赤さはイモリが毒を持っていることを捕食者に伝えるための警告色である」とのことで、捕まえると皮膚から白い液を出し、この液が目に入ったり、粘膜に付くとひりひりと痛むそうです。何度も捕まえたことがありますが、まだ体験したことはありません。
ヌマガエル:
6月下旬に自然が比較的残っている迫田(谷の田)で遭遇しました。先ずこの背中線が目につきました。それからこのカエルの大きさがヌマガエルにしては大きいと感じました。
「日本カエル図鑑」によれば愛知県産のものは背中線がありません。大きさも小さいです。それから庭にいるヌマガエルを調べたらほとんど背中線がありませんが、時々背中線があるものもいました。
アマガエル:
玄関の壁にやって来たアマガエル。
我家の玄関灯には5月頃より毎夜色々な昆虫が集まってきます。その昆虫を食べようとアマガエルもよくやってきます。6月1日には2匹も来ました。
ヒキガエルのオタマジャクシ:
御池は池の周囲が約4Kmです。その4Kmの3/1以上の距離の池の端にこのヒキガエルのオタマジャクシが20cmから広い所では1m位の幅の帯び状にビッシリ固まって泳いでいます。ちょっと想像を絶する数です。
アカガエルの卵塊:
1月24日、池の近くまで来たらキャピキャピというようなかえるの声。池の水面がカエルで波立っていました。いわゆる「かえる合戦」のようでした。雨が降れば20m四方の池になり、雨が降らなければほとんど干上がってしまう、谷間の水溜りのような池です。今までここでアカガエルを見たことがありませんでしたのでその数の多さに何処から来たのか驚くばかりです。1月29日に池に下りてみたら池一杯の卵塊でした。
ツチガエル:
ヌマガエルとツチガエルはよく似ていて慣れないとなかなか同定が難しいです。ひっくり返しておなかをみればすぐわかります。お腹に模様があればツチガエルです。
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種名 |
目名 |
科名 |
1 |
ニホンアマガエル |
無尾目 |
あかがえる科 |
2 |
トノサマガエル |
無尾目 |
あかがえる科 |
3 |
ヌマガエル |
無尾目 |
あかがえる科 |
4 |
ヤマアカガエル |
無尾目 |
あかがえる科 |
5 |
シュレーゲルアオガエル |
無尾目 |
あおがえる科 |
6 |
カジカガエル |
無尾目 |
あおがえる科 |
7 |
ツチガエル |
無尾目 |
あおがえる科 |
8 |
アカガエル |
無尾目 |
あかがえる科 |
9 |
ニホンヒキガエル |
無尾目 |
ひきがえる科 |
10 |
イモリ |
有尾目 |
いもり科 |
初回:6種類
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