高 原 町 の 昆 虫 6

           九州には愛知県にはおらず九州独特の昆虫も多く、楽しみです。
           ただし、昆虫は種類が多く調べるのが大変です。小さい昆虫は調べていません。

                 2015年1月〜





キオビエダシャク:シャクガ科
 今年の夏の終わり頃から高原町内で3回ほど飛んでいるのを見かけました。数年前に宮崎市や日南地方で大発生し、食草であるイヌマキが丸坊主になる被害が出て、ニュースになりました。その後駆除され、今は余りニュースになっていません。我が家にもイヌマキがあり、この綺麗な蛾がやってきましたので採集し、標本にしました。輝くような青がとても綺麗な蛾です。(2017、10、15)








アオモンイトトンボ(イトトンボ科)
 8月の末に我が家の庭にアオモンイトトンボがやってきました。我が家は直接的には川や水路、田んぼに面しておりません。我が家の南側に1軒家があり、その向こうに水田がありますので、そこから来たようです。一年に何回かハグロトンボもやってきます。(2017、9、15)















ビロウドハマキ:(ハマキガ科)
 ハマキガ科の蛾は小さいものが多いのですが、これは最大のものでしょう。散歩の道に落ちていました。
 昔山奥で採集したことがありました。図鑑にも「大樹の茂った森林に多くおり、昼間に樹上を飛び回り、…」と書いてあります。
 しかし、この写真は人家の近くで撮ったのもので、決して山奥ではありません。不思議ですね。
 開張5センチほどです。






















オオヒラタシデムシ:シデムシ科
 散歩の途中で見つけたものです。草地から道に出てきたミミズを襲っている所です。まだミミズは生きていて何度か体をくねらせていましたが、じきに動かなくなりました。
 シデムシというのは「死出虫」と書き、動物の死体やごみ溜めなどに集まると図鑑にはあります。ハエは生きた動物にも卵を産み付けることがありますが、シデムしは生きている動物にはやってこないと言われています。しかしこのように生きた動物を襲うことがあると、初めて知りました。(2017、7、15)











ジョウカイボン:(ジョウカイボン科)
 散歩の途中で見つけたのですが、ジョウガイボンがクモの巣にいたシロカネグモの仲間を襲って食べている場面に遭遇しました。クモの巣が無残に破られていました。図鑑によれば成虫は昆虫などを捕食すると書かれていますが、クモも食べるようです。(2017、6、15)















ナナホシテントウ(テントウムシ科)
 散歩の途中で見つけました。家に帰って写真を見ましたら、テントウムシが何かくわえています。よく見ると小型の昆虫のようです。感じとしては小型のカメムシのようにも思えます。テントウムシは肉食でアブラムシなどを食べるとはよく知られていますが、そのほかの昆虫も食べることが分かりました。





ビロードツリアブ(ハエ目、ツリアブ科)
 清流ランドに行ったら、ビロードツリアブの夫婦連れに会いました。多分、上の大きい方がメスであろうと思います。
 この写真では解りずらいですが、顔の上に長い口吻があります。これが釣り竿の様であると、いうことで、ツリアブの名前が付いたようです。(2017、4、15)






















シジミチョウの仲間?
 朝の散歩の途中で道を横断しているのを見かけました。背中の目のように見えるものは模様であって目ではありません。頭はこの体の下側にあり、必要な時だけ出てきます。
 何の幼虫かわかりません。わかる人、お知らせいただければありがたいです。(2017、3、15)















 
サツマヒメカマキリ(カマキリ目、カマキリ科)
 2月の初旬にサツマヒメカマキリが死んでようやく、尾の部分を折り曲げなくなり、写真を撮ることが出来ましたのでここに紹介します。先月の写真では何だか訳の分からない写真でした。水分でも与えておけばもっと長生きしたかもしれず残念です。(2017、2、15)。








サツマヒメカマキリ:(カマキリ目、カマキリ科)
 何の写真か見てもわからないような写真です。左端が頭と目です。右端は尾を折り曲げているので尾の下側が映っています。全長15mmほどの小さなカマキリです。
 1月6日に温谷に行き、ちょっと草むらに入ったらズボンに付いてきて、車のドアに移動しました。年が明けて零下の日も何日かありましたが、カマキリが生きていることに驚きます。温谷は地名通り暖かいのかもしれません。
 ヒナカマキリと間違えやすいですが、ヒナカマキリは卵越冬でこの時期にはいないと、新海さんに教えて頂きました。
(2017、1、15)









 

蛾の蛹:

 朝の散歩途中でチガヤの葉が折れ曲がって綴られいるものを見つけました。愛知県地方ではコマチグモ科のクモでカバチコマチグモなどがこのように、イネ科の植物を折り曲げてその中で卵を産みます。
 家に持ち帰り広げてみたらクモではなく、芋虫の前蛹が出てきました。たぶん蛾の前蛹のようですが、種名までは同定できませんでした。わかる方、教えていただけませんでしょうか?(2016、12、15)
















ヒメアカネ(トンボ科)
 
 10月の末に温谷に行ってみました、休耕田の横の水路に赤とんぼがいました。大きさから見て、ヒメアカネであろう、と思いましたが、一応採集して写真を撮り、「日本産トンボ幼虫・成虫検索図鑑」で調べてみました。右の写真の胸の模様が決め手でやはりヒメアカネでした。
 このトンボは比較的秋の終わり頃まで見ることが出来ると、図鑑には記載されていました。(2016、11、15)











キンモウアナバチ(アナバチ科)
 写真では少しわかりずらいのですが、胸の後に黄色い毛が生えていてとてもきれいなハチです。
 我が家の物干し台にキンモウアナバチがキリギリス科の幼虫をくわえてきて、板と板の間の隙間から下に降りて行きました。この物干し台の下に穴を掘って、このキリギリスの仲間の幼虫を穴の底に置き、卵を産み付けるようです。
(2016、10、15)
 















キボシアシナガバチ(スズメバチ科)
 知人から「黄緑色のハチの巣」の写真を送ってきました。その数日後にこのハチの巣に遭遇しました。
 出来たばかりの巣も時間がたてば茶色になるようです。なぜそうなるのかは私には解りません。
 そして、このような巣を作るのはキボシアシナガバチだけのようです。(2016、9、15)





















ヒメウラナミジャノメ(ジャノメチョウ科)
 まことに目立たない蝶です。いろいろな蝶が庭に来ますが、シジミチョウの仲間は目立たないのでついつい無視してしまいます。
 何か1年の殆どに出現しているようんですが、ヒメジャノメやコジャノメも見かけますので7月初旬はこのヒメウラナミジャノメがメインのようです。(2016、8、15)







アカガネサルハムシ:(ハムシ科)
 6月の末に大幡山へ行く途中の道路でクモを探していたら、こんな綺麗なハムシがいました。
 全体に金緑色で、光の加減でこのように赤くも見えます。体長は1センチにも満たない小さな昆虫です。
 図鑑で調べたら、幼虫はブドウ類の根を食害するそうですが、私は初めて見ました。(2016、7、15)


















キンボシハネカクシ:(ハネカクシ科)
 5月中旬に我家の前の耕作放棄地から道に出てきたところに遭遇しましt。黄色い斑紋が太陽の光の加減で鮮やかに浮かび上がりとても綺麗なハネカクシです。写真ではわかりにくいのですが、黄色い部分がもっと大きく見えます。
(2016、6,15)















ヒメツチハンミョウ:(甲虫目、ツチハンミョウ科)
 
 4月の末に清流ランドを歩いていたら、アスファルトの上をあるいていました。翅は退化し、飛ぶことは出来ません。体は柔らかく甲虫の仲間とは思えません。
 この仲間の生態はファーブル昆虫記に詳しいので一読されることをお勧めします。とても劇的な生活を経て成虫になります。
 この仲間は体液にカンタリジンを含むので漢方薬として登録されています。体液が指に触れたりすると皮膚がただれて火傷のような状態になる、言われているので注意が必要です。(2016、5、15)














ベニシジミ:(シジミチョウ科)
 別に珍しい蝶ではありません。しかしながら昨年の秋に幼虫で越冬し、サナギを経て3月の下旬にはこのようにチョウとして飛び出します。この早春にでるベニシジミは赤と黒のコントラスが強く、とてもきれいです。(2016、4、15)




















アブラムシ:(カメムシ目、アブラムシ科)
 3月の初旬に温谷に行ったら、水の上に少しだけ出ているエビモの葉にびっしりと何か付いていました。最初はエビモの花かと思い写真を撮ったら、アブラムシと気づきました。水の上に少しだけ出ている部分にこんなにも沢山のアブラムシが付いているのが不思議です。
尚、アブラムシの種までは同定できませんでした。
(2016.3.15)













 
      
フタスジモンカゲロウ:(カゲロウ目、モンカゲロウ科)

 清流ランドの川をかき回していたらこんな虫が出てきました。
 体の真ん中あたりに張り出しているのは鰓です。盛んに動かして酸素を取り込んでいました。(2016、2,15)













柿のカミキリムシ:
 我家の柿の木の下にはミョウガが植えてあります。ミョウガがすっかり枯れてしまってきれいに片付けたら、柿の木の太い幹に明らかにカミキリムシの幼虫がいることが判り、木の表面を削ったら、このカミキリムシの幼虫が出てきました。図鑑で色々調べてみましたが何というカミキリムシの幼虫か判りませんでした。(2016、1,15)















ヒメクダマキモドキ:(ツユムシ科)
 今年の秋は異常に暖かい日が続いておりましたが、11月の末に突然寒い朝がやってきました。その朝、散歩の途中で見つけました。余りの寒さに耐えかねて歩道に出てきました。途中にもう1頭いました。次の日の朝にも見かけました。(2015、12、15)







オニヤンマのヤゴ(トンボ目ヤンマ科)
 10月の末に温谷の田んぼの横の余り流れのない水路をさばいていたら、このヤゴがいました。
 家に帰り、「日本産、トンボ幼虫・成虫検索図鑑」で調べたらオニヤンマのヤゴであることが判りました。そういえば、夏に此処でオニヤンマが卵を産み付けているのを観察したことを思い出しました。(2015、11、15)














クロコノマチョウ:(タテハチョウ科)
後川内の水路にあるホトトギスのつぼみにやって来たクロコノマチョウに会いました。この辺りでは別に珍しい蝶ではありません。2年前に来たときはジュズダマの小さい群落があり、その葉がクロコノマチョウの幼虫に食べられていました。今、そのジュズダマの群落はありませんが、ジュズダマはその辺りにあるのでしょう。
 我家の柿の実が熟し、ヒヨドリが啄んだ後にクロコノマチョウがやってきました。我家の近くにもジュズダマがあるようです。(2015、10,15)












  
        ヘビトンボ                                  ヘビトンボの卵

 7月の末に灯火採集をしましたら、このヘビトンボが飛んできました。ジャムのビンに入れて持ち帰り、翌日見たら卵を産んでいました。
 水を張ったプラスチックケースの上にこの卵のビンを逆さまに置いていたら、1週間で卵が孵化しました。
 しかしながら、フワフワしたゴミのようなものが有るばかりで幼虫の姿は見当たらない。
 ヘビトンボは肉食なのでお互いに共食いするであろうと思い、時々水を交換するだけで餌は何も与えなかったが、1ケ月後位にそれでは流石にダメだろうと思い、川に行って水棲昆虫、を数匹与えてみた。現在はここまでで、動く生物を確認できていません。(2015、9、15)







ヒタタクワガタ:(クワガタムシ科)

 私自身は子供の頃にカブトムシやクワガタムシを早朝や夜に捕まえに行ったことがありませんでした。
 7月の末に孫が来ることになり、電話でクワガタムシを欲しいというので困惑してしまいました。
 あちこち探しましたがなかなか見つかりませんでした。夕方いつもの散歩路の横にある細いハルニレの木を覗いたらこのヒラタクワガタがいました。
 その後、カブトムシやノコギリクワガタも孫と一緒に採り、どうにかジイジの面目を保ちました。(2015、8、15)










ヒメハルゼミの幼虫:(セミ科)

 6月末に清流ランドで灯火採集をしていたら、ヒメハルゼミの幼虫がやってきました。
 ヒメハルゼミはとてもスマートな小さいセミですが、幼虫時代は意外に太っている感じがします。
 成虫は林の中で、ジーワ、ジーワと声をそろえて鳴きます。
                           (2015年7月15日)













ハラビロトンボ:(トンボ科)
 6月の初旬に散歩の途中に見かけました。お腹が異常に扁平なのが分かるでしょうか。メスはシオカラトンボと同じように黄色っぽい色をしております。このオスも生まれたては黄色っぽい色をしておりますが、段々黒くなってきます。最後は真っ黒になってしまいます。(2015、6、15)















ハラグロオオテントウ:(テントウムシ科)
 5月の初旬に皇子原を歩いていたら、この大きなテントウムシがいました。普通のテントウムシの倍くらいの大きさです。
 ひっくり返してお腹を見ると足の付け根付近が黒いので直ぐ分ります。しかし、図鑑で見る限り背中の模様だけでも同定できます。(2015、5,15)
 












ツヤヒサゴゴミムシダマシ:
3月の末に皇子原公園近くの雑木林に入ったら、天然のシイタケがありました。早速採集して持ち帰り食べました。
 シイタケの間からこの虫が出てきました。2月の末か、3月の初旬にシイタケが生えて出してきたころに冬眠から目覚めシイタケを食べていたのでしょうか。(2015.4.15)

















イタドリハムシ:(ハムシ科)
 3月に入り、時々は暖かい日も出てきましたので、庭の草ひきを始めたところ、イタドリハムシが草陰から出てきました。体長1センチにも満たない小さなハムシです。
 この寒い時期に出てくるということは成虫で越冬しているということでしょう。
 名前の如く、スイバやイタドリをを食べるようです。
                             (2015.3.15)





















ミスジミバエ:ハエ目ミバエ科
 12月の初旬に家の中に迷い込んできましたのを捕えてフィルムケースのなかに閉じ込め置きました。3週間以上も飲まず、食わずで生きていました。驚きの生命力です。
 幼虫の食性はカラスウリの雄花の花筒内と図鑑に書かれています。
 (2015、1、15)