九州には愛知県にはおらず九州独特の昆虫も多く、楽しみです。
ただし、昆虫は種類が多く調べるのが大変です。小さい昆虫は調べていません。
2004年〜2005年掲載分
クダマキモドキ ツマグロヒョウモン
12月に入って霜の降った朝、散歩に出かけたら自宅近くの道路に6匹ののクダマキモドキが「日向ぼっこ」をしていました。写真を撮っていて横をみたらツマグロヒョウモンも「日向ぼっこ」。この時期たくさんのクダマキモドキが舗装道路に出てきて体温を上げていますが、その多くは車に轢かれてしまいます。
コアシナガバチの巣:
我家の庭の茶の木にできたコアシナガバチの巣。いわゆるハスの実型の巣ではなくU字型に湾曲しているのが特徴です。
コアシナガバチはおとなしいハチであまり人を攻撃しません。
アオマツムシ:
我家の居間の床に朝、死んでいたアオマツムシ。昨年は家の周りでは聞くことが無かったアオマツムシ。近くの牧場の桜並木で時々鳴いていました。この辺りはアオマツムシが少ないというのが実感でした。ところが今年は牧場は勿論のこと家の周りでもうるさく鳴いています。
蛇足ですが、夏の鳴く虫、セミについてですが、昨年はニイニイゼミが沢山鳴いていました。アブラゼミの鳴き声はたまにしか聞くことができませんでしたし、アブラゼミの抜け殻も見当たりませんでした。そしてクマゼミの声を聞くことはありませんでした。ところが今年、アブラゼミが沢山鳴いて、我家の庭にも抜け殻を沢山見ました。そしてクマゼミの鳴き声を今年8回も聞きました。来年はどうなるのか楽しみです。
クロアナバチ:
キンモウアナバチと共に我家の庭のオミナエシにやってきたクロアナバチ。体長約30ミリの大型のハチです。キンモウアナバチと同じくツユムシやクダマキモドキなどのキリギリス科の昆虫を狩る狩り蜂です。
アゲハチョウの交尾:
今年は昨年に比して蝶の発生が非常に多いです。モンシロチョウ、アゲハチョウ、モンキアゲハ、ナガサキアゲハ、カラスアゲハなどがよく庭にやってきます。この状態が普通なのか、昨年のように今年の半分も蝶がいなかった状態が普通なのかあと2、3年しないとわかりません。
ゲンジボタル:
町が整備したホタル水路には最も多くて、約200匹ほどが乱舞していました。その他にもあちらの川に20匹、こちらの川に30匹と比較的人家の近くにも発生しています。ただし、川の周りの樹が茂りすぎて川に近かづくことが出来ずホタル見物をできる所は少ないです。
ヒメウラナミジャノメ:
庭に来たヒメウラナミジャノメ。図鑑によれば幼虫の食草はシバ、ネズミガヤ等のイネ科の雑草とあります。この辺りは和牛の飼育が盛んでその飼料用にイネ科の植物が育てられています。そのせいか我家の狭い庭にも常に2,3頭は飛んでいます。
タテハモドキ:
最初にタテハモドキを見たときは大いに驚きました。図鑑で調べたところ、南方の蝶で、1965年以降宮崎県の平野部で土着、発生が確認された、と記載されていたのでまさか山間部の自宅の庭に来るとは思ってもいませんでした。
アカスジアオリンガ:
4月7日。まだ朝夕寒いのに我が家の玄関灯にやってきた。写真の写りはよくないですが、目を見張るような鮮やかな緑色でした。
ヒゲジロハサミムシ:
3月中旬、ジャガイモを植えようと土を掘り返したら出てきたのがこのヒゲジロハサミムシです。この辺りは土壌動物、ハサミムシやダンゴムシ、ムカデの類が愛知県の自宅より少ないように感じます。愛知県の自宅でもヒゲジロハサミムシは見かけました。
アカアシハラナガツチバチ:
秋に町の主催する登山会で高千穂の峰に登った時に頂上付近で死骸を拾ったものです。その付近には何頭か飛んでいました。
手持ちの図鑑によれば分布は奄美大島、徳之島、沖縄、石垣島、西表島。となっていました。たまたま南方から飛んできたのか、もうここに住んでいるのかはっきりしません。知っている方は教えて下さい。
トゲナナフシ:
12月初旬、霜の降った寒い朝、散歩の帰り道、自宅の前の畑から舗装道路に出てきたトゲナナフシ。舗装道路の方が早く暖まるのを知っているかのようです。
キタテハ:
11月末まで暖かい日に庭に飛んで来ました。
フクラスズメ:
我家の雨戸のレールの下に来たフクラスズメ。愛知県にいた時も家の雨戸に止まっていました。目立たない蛾ですが、下羽根がきれいです。
玄関灯には4月ころより10月末までたくさんの蛾が集まって来ました。その種類は驚くほど多く、その点が愛知県と大いに異なります。
ヒメハルゼミ:
自宅近くの雑木林で6月21日一斉に鳴き出しました。図鑑によればウィーン、ウィーンと鳴くと書いてありますが、私にはジーワ、ジーワと聞こえます。主に朝夕合唱するようですが、日中に鳴くこともあります。体長約2.5センチでアブラゼミなどに比して非常に小さい感じがします。
写真左はセミのぬけがらですが、右がヒメハルゼミです。左のニイニイゼミに比して痩せているという感じがします。
蛇足ながら、愛知県ではセミの抜け殻や幼虫のことを「ごっとん」と呼んでいましたが、こちらではどう呼ぶのか、子供たちに聞くのを忘れました。
このあたりでは最も多いのはニイニイゼミでクマゼミはおらず、アブラゼミは数が少なく、ヒグラシも鳴いている、という感じです。少し山の方に行けばミンミンゼミも鳴いています。
アオハダトンボ:
これは高崎川のアオハダトンボです。アオハダトンボはハグロトンボより一回り小さく華奢な感じのする金青と黒のコントラストのよい実にきれいなトンボです。
こちらは清流が多いせいかカワトンボ類が豊富です。ハグロトンボなどは川筋から離れた所でも時には見ることが出来ます。
イシガケチョウ:
愛知県にはいないチョウです。愛知県の知多半島の先で 最近発見されたように聞いています。
ここでは珍しいチョウではありません。
|