高原町以外の自然 1
余り遠くに旅行することが多くないので主に近隣の市町村が中心になります。
2004年〜2005年掲載分
初雪のえびの高原

12月4日、国土交通省主催の「霧島火山さぼう探検隊」というイベントに参加しました。天気予報では4日の午後から寒波がくるので九州でも4日の夜には雪が降る所もあるでしょう、とのことでしたが標高約1200mのえびの高原は既に雪景色でした。時折激しく雪や霙がふり、その上ガスがでていたのでハイキングは中止になりましたが鹿児島大学助教授井村さんののレクチャーを受け、大いに勉強になりました。私たちが毎日見ている霧島連山が休火山であることを知りました。
佐土原町の海岸

石崎浜海岸の入口の立て札 グンバイヒルガオ
日本自然保護協会主催の海岸植物群落調査の為の講習会に参加しました。場所は宮崎県佐土原町の石崎浜海岸です。
佐土原町は宮崎市の北隣の町です。宮崎市から都農町にかけて地図で見ればわかる様にほとんど一直線の海岸が60Km余りも続いています。海岸に出て、海を見ると地球が丸いことを実感できます。
講習会では午前中海岸植物についてのレクチャーがあり、午後、海岸に出てハマゴウ、ネコノシタ、コウボウムギなどの植物を教えていただきました。
山門水源の森と京大演習林
愛知県知多自然観察会の研修旅行で滋賀県の山門水源の森と京都大学の演習林、芦生の森に行って来ました。

山門水源の森の案内板 タニウツギの花

山門水源の森は滋賀県の福井県との県境近くにあります。タニウツギは日本海側にのみ自生するやわらかいピンクの花です。イモリはこの辺りに流水、止水を問わず非常に多く見かけました。
この山門水源の森は、日本海気候に生えるブナと太平洋気候に生えるアカガシが尾根の左右に隣あって混生しているという珍しい場所です。その他の植物も日本海側と太平洋側の植物が混生しているようです。
この森を管理、案内してくださった人々はこの森を維持するのに大変な努力、労力を費やしていることに頭の下がる重いです。
尚、詳しくはこのHPにリンクされている「知多自然観察会」の「研修・旅行」の項をご覧下さい。

京大演習林、芦生の森のカツラ:
胸高直径3m20cm。幹周り、丁度10m4cmです。
京大演習林は京都府にあります。広大な敷地はほとんど手付かずで、鹿の死骸があったりして本当の自然があるのを実感しました。私たちが回ったのはほんの一部でしたが大いに自然を満喫できました。
奄美大島の自然

リュウキュウアサギマダラ アダン

アカマタ キノボリトカゲ
奄美大島に行ってきました。目的は田中一村美術館でしたが、半日だけ空港近くの自然観察の森やあやまる岬など本土に無い自然を満喫してきました。リュウキュウアカショウビン、リュウキュウコノハズクやアカヒゲの声を聞き、運よくルリカケス、オーストンオオアオカゲラやイボイモリなどに会うことができました。
私たちの住んでいる地域と棲息している動物や植物の種類が大いに異なることを感じました。動物の地理的分布が奄美大島以南は東洋区、種子島、屋久島以北を旧北区とに分かれているという説を実感しました。
川南町の海岸
川南町の海岸 取ったカキ
川南町の海岸:
日向灘に面した川南町の海岸です。波の向こうは太平洋です。高原町は鹿児島県に近い山間部にありますので、川南町まで車で2時間もかかりました。
この海岸は石が多く、よいカキが取れます。私たちも地元の人に混じって天然のカキを取り、酢ガキで食べました。愛知県で子供の頃よく食べた味を思い出し大変懐かしかったです。

国富町、大坪の一本桜:
幹周り4m強の大きな山桜。ひょっとしたら宮崎県一大きな桜かも?。畑の中にそれこそ一本だけ聳え立っていました。葉の赤い色と、桜の花の色とのコントラストがよくとても上品な感じの桜でした。(4月4日)
蒲生の大楠

蒲生(かもう)の大楠 大楠の看板
蒲生の大楠は鹿児島県姶良郡蒲生町にあります。高原町から車で1.5時間ほどで到着します。樹根にある木戸は丁度人間の高さくらいもあります。今は鍵がかかっており、中には入れませんが中の広さは約12畳ほどもあります。
日本に現存する樹の中でも一番大きい樹です。
冬のえびの高原

完全に凍ってしまった不動池。 屋外スケート場
えびの高原は標高約1200mにあるので南国宮崎県にあって時には樹氷を見ることも珍しくないようです。
えびの高原のバス停近くには屋外スケート場もあります。ただしこのスケート場は14年ほど前に出来た人工のスケート場です。それまではここから歩いて30分くらいの白紫池がまったくの天然スケート場でした。
地球温暖化で白紫池がスケートが出来るほど厚く氷が張る日数が減ってきたことと、池までが30分近くも歩かなければ行けないということでバス停近くに人工のスケート場ができたようです。

曾木の滝:
鹿児島県大口市の川内川にある滝です。アジアのナイアガラと宣伝している如く幅210mの川に5箇所から滝が流れ込んで雄大なスケールとなっています。写真の左手前からも大きな滝が流れ込んでいますがうまく撮れませんでした。

出水市の鶴:
鹿児島県出水市の鶴の飛来地に行ってきました。ナベヅルが中心ですが、マナヅルもけっこう多いように見えました。
ツルセンターの説明では田んぼの所有者から環境庁が借り上げて保護区にして,現在は2ヶ所借り上げているようです。毎日1〜3トン餌を与えているそうです。当然この保護区の中には借り上げ中は地主といえども立ち入ることは出来ないそうです。ですからツルばかりではなくカモ類がたくさん羽を休めていました。後ろの方に写っているのですが、この写真ではよく判りません。

北郷町北河内の槻之河内渓谷のイロハモミジ:
幹周り2.4m高さ20mの巨木でした。濃い赤が際立つみごとなイロハモミジでした。
11月9日。我家から車で1.5時間。広瀬ダム資料館から林道に入って約5Km狭い道をうねうね行かねばなりません。

オオヤマレンゲ:
6月10日。えびの高原にて、ここはオオヤマレンゲの南限です。楚々たる花が下向き加減にひっそりと咲いていました。

ノカイドウ:
5月1日。世界中でえびの高原だけで自生している植物。リンゴのような花が咲いていました。今年は不作とかで花がまばらで少なかったのが残念でした。
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